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スリップは航空機がその前面からの気流に対して相対的に横方向へ偏移する航空力学的状態。滑り(すべり)とも呼ばれる。 == 概要 == 航空機の操縦において、通常の旋回を行うにはエルロン操作により機体をバンクさせ、同時にバンクした側のラダーペダルを踏み込み機首をバンク方向に向ける。これに対してスリップ機動では通常旋回とは反対方向にラダー操作を行う。機体は機首方向に対してバンクした側に偏移し、搭乗者は横滑りしているような感覚を持つためスリップと呼ばれる。スリップ状態での飛行は効率的でなく、また、旅客機にあっては乗客の乗り物酔いの原因となるので常用されることはないが、特定の条件下ではこれが必要となる。 一般的にはバンクした(内)側に横滑りすることをスリップと呼び、旋回時のバンク側へのラダー操作過剰によって生ずる外側への横滑りもスリップの一種であるが、こちらはスキッドと呼ばれ区別される。スキッドはスピンに直結する危険な状態であり、飛行中(特に旅客機では)必要となることはおよそない。 空対空戦闘における戦闘機では、背後から銃撃を受けている時などにスリップ機動を行い相手の銃撃をそらしたり、相手の予期する位置から急に外れる(相手の視界から急に消えたように見えることもある)ことで攻撃をかわす際に使われる。 スリップ機動にはサイドスリップとフォワードスリップという二種類の用語が存在するが、航空力学的には同一である。主として機首の向きと機体(重心)の進行方向によって区別されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スリップ (航空)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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